月日より三十八ねんいぜんにて  
あまくだりる元のいんねん
7-1
月日よりそのいんねんがあるゆへに  
なにかいさいをはなしたいから
7-2
上たるハそれをしらすになに事
もせかいなみやとをもているなり
7-3
このところ元なるぢばの事ならば  
はぢまりだしをしらん事なし
7-4
上たるゑこのしんぢつをはや/\と 
しらしてやろと月日をもゑど
7-5
上たるハそれをらすにめはや/\   
わがみしやんをばかりをもをて
7-6
月日にハたん/\みへるみちすぢに  
こわきあふなききちがあるので
7-7
月日よりそのみちはやくしらそふと  
をもてしんバいしているとこそ
7-8
にんけんのわが子をもうをなぢ事  
こわきあふなきみちをあんぢる
7-9
それしらすみな一れつハめへ/\に  
みなうゝかりとくらしいるなり
7-10
このせかいなにかよろづを一れつに  
月日しはいをするとをもゑよ
7-11
このはなしどふゆう事にをもうかな  
これからさきのみちをみていよ
7-12
どのよふな高い山でも水がつく  
たにそこやとてあふなきわない
7-13
なにもかも月日しはいをするかハ  
おおきいちいさいいうでなぞや
7-14
これまでもあなんでもよふ木ほしいから  
たいてたづねいたるなてども
7-15
このたびハたにそこにてハ一寸したる  
木いがたあふりみゑてあるなり
7-16
このきいもたん/\月日でいりして  
つくりあけたらくにのはしらや
7-17
それからハにち/\月日みさだめて  
あとのよふ木のもよふばかりを
7-18
それよりもひねた木からたん/\と  
ていりひきつけあとのもよふを
7-19
にち/\に月日をもわくふかくある  
をなじところに二ほん三ぼん
7-20
この木いもめまつをまつわゆハんでな  
いかなる木いも月日をもわく
7-21
このあといなにのはなしをするならば  
よふ木のもよふばかりゆうなり
7-22
よふ木でも一寸の事ではないからに  
五十六十の人かずがほし
7-23
このにんもいつ/\までもへらんよふ  
まつだいゝきれめなきよふ
7-24
こらほどにをもうつきひのしんぢつを  
みなのこころハなんとをもうや
7-25
どのよふなくどきはなしをすのもな  
たすけたいとの一ぢよばかりで
7-26
一れつのむねのうちよりしんぢつに  
はやくわかりた事であなら
7-27
それからハ月日よろづのしはいする  
なにかよろづのたすけするぞや
7-28
このたすけはやくりやくをみせたさに  
月日の心せくばかりやで
7-29
なにもかもこのせきこみがあるゆへに  
むねのうちよりそふぢいそぐで
7-30
このはなしどこの事やとをもうなよ  
みなめへ/\のうちのはなしや
7-31
めへ/\にむねのうちよりしいかりと  
しんちつをだせすぐにみへるで
7-32
月日よりこのせきこみあがあゆへに  
なにか心わいそがしい事
7-33
これさいかはやくぢうよふみせたなら  
月日の心ひとりいさむに
7-34
いまゝでも今がこのよのはじまりと  
ゆうてあれどもなんの事やら
7-35
このたびのぢふよぢざいでとくしんせ  
いまゝでこんな事ハしろまい
7-36
月日よりたいないよしもいりこんで  
ぢうよぢざをみなしてみせる
7-37
こらほどのぢうよぢざいのしんぢつを  
はなしするのハいまはじめやで
7-38
このさきハいつになりてもこのどふり  
ぢうよぢざいをはやくしらする
7-39
いまゝてもいかなるみちもとふりたが  
をびやたすけもためしはぢめや
7-40
このたびハをびやたすけのしんぢつを  
はやくたすけを月日せけども
7-41
一れつハいまゝでしらん事やから  
みなぢいくりといづみいるなり
7-42
しんぢつに心さだめてねがうなら  7-43
この事ハだれでもしらぬ事やから  
むねがわからんつきひざんねん
7-44
いまゝてハなによの事もみへねども  
これからさきハはやくみゑるで
7-45
しんぢつの心あるならなりなりと  
はやくねがゑよすぐにかなうで
7-46
とのよふな事ハいかんとゆハんでな  
たすけ一ぢよせゑているから
7-47
こらほどに月日の心せきこめど  
そばな心わなんでいづむど
7-48
はや/\と心いさんでせきこめよ  
月日まちかねこれをしらんか
7-49
月日よりぢうよぢざをしんぢつに  
はやくみせたいこれが一ぢよ
7-50
こらほどにをもう月日にしんぢつを  
そばな心わまたせかいなみ
7-51
とのよふな事をゆうのもにんけんの  
心でわない月日こゝろや
7-52
いまゝでハなにをゆうてもにんけんの  
こゝろがまぢるよふにをもふて
7-53
しかときけこれから心いらかへて  
にんけん心あるとをもうな
7-54
いまゝでハをなじにんけんなるよふに  
をもていらからなにもハからん
7-55
これからハなにをゆうててもなす事も  
にんけんなるとさらにをもうな
7-56
いまゝてハひがらもちいときたらんで  
なによの事もしかゑいらるで
7-57
このさきハとのよな事をゆにもな  
こわみあふなきないとおもゑよ
7-58
これからハ月日でばりをするほどに  
どんな事でもかやしゝてやる
7-59
月日よりこれまでなるのざんねんわ  
やま/\つもりかさなりてある
7-60
いかほどにざねんつもりあるとても  
どふせこふせわゆうでないぞや
7-61
これからハとのよな高いところでも  
このしんぢつをはやくみせたい
7-62
上たるの心すみやかわかりたら  
月日ぢうよふはやくするのに
7-63
月日よりこのぢうよふをせかいぢうゑ  
はやく一れつしらしたるなら
7-64
このたびのはらみているをうちなるわ  
なんとをもうてまちているやら
7-65
こればかり人なみやとハをもうなよ  
なんでも月日ゑらいをもわく
7-66
このものハ六ねんいぜん三月の  
十五日よりむかいとりたで
7-67
それからハいまゝて月日しいかりと  
だきしめていたはやくみせたい
7-68
それしらすうちなるものハなにもかも  
せかいなみなるよふにをもふて
7-69
このはなしどふゆう事にをもうかな  
これが大一このよはじまり
7-70
またさきのみちよふだいたん/\と  
よろづの事をみなといてをく
7-71
なわたまへはやくみたいとをもうなら  
月日をしへるてゑをしいかり
7-72
このはなししんぢつをもう事ならば  
こゝろさめてはやくかゝれよ
7-73
いまゝでハなにをゆうても一れつの  
むねもハからんひもきたらいて
7-74
たん/\とむねがわかればひもきらたる  
月日の心ゑらいせこみ
7-75
これさいかはやくみへたる事ならば  
どんなものでもかなうものなし
7-76
月日よりこれをしいかりみせたなら  
あとのしごとハどんな事でも
7-77
いまゝでもをびやほふそのこのゆるし  
なんとをもふてみながいたやら
7-78
このたびハとんな事てもすきやかに  
みなしんぢつにゆうてきかする
7-69
これからハをびやたすけにしいかりと  
せつなみなしにはやくむまする
7-80
たん/\と口でなに事ゆうたとて  
月日ゆうよにせなばいかんで
7-81
月日よりなにの事でもしいかりと  
ゆうよにせよちがう事なし
7-82
このよふなたすけするのもみなつとめ  
月日ゆうよにたしかするなら
7-83
しんぢつに心あるなら月日にも  
しかとうけやいたすけするぞや
7-84
このたびハたすけするのもしんぢつに  
うけよてたすけいまがはじめや
7-85
こらほどに月日に心せゑている  
そばの心もつとめこしらゑ
7-86
このもよふなにばかりてハないほどに  
とんな事でもみなつとめやで
7-87
つとめでもをなぢ事てハないほどに  
みなそれ/\とてへをふしゑる
7-88
いまゝてのみちのすがらとゆうものハ  
とふゆうみちもりたものなし
7-89
これからハとのよなみちもたん/\と  
よろづみちずじみなゆてきかす
7-90
月日よりなにもみちすじきいたなら  
このざんねんハむりてあるまい
7-91
月日よりこの一ぢよをはらしたら  
あとのところわよふきづくめや
7-92
にち/\によふきづくめとゆうのわな  
いかなる事やたれもしろまい
7-93
にち/\によふきとゆうハみなつとめ    
めづらし事をみなをしゑるで
7-94
たん/\とつとめをしへるこのもよふ  
むねのうちよりみなそふぢする
7-95
あとなるハにち/\心いさむでな  
よろづのつとめてへをつけるで
7-96
このつとめどふゆう事にをもうかな  
をびやほふそのたすけ一ぢよふ
7-97
このたすけいかなる事とをもうかな  
ほふそせんよのつとめをしへる
7-98
こもみちをハやくをいゑるこのつとめ  
せかい一れつ心すまする
7-99
このはなしどふゆう事にきいている  
せかいたすけるもよふばかりを
7-100
どのよふなたすけするのもしんちつの  
をやがいるからみなひきうける
7-101
この事をこれをまことにをもうなら  
まことしんぢつ心したいや
7-102
心さいしんぢつすんだ事ならば  
どんな事でもちがう事なし
7-103
いまゝでハ月日いかほどをもふても  
そばな心にわかりなので
7-104
これからハどのよなつとめをしへる  
にんけんなるよの心でわない
7-105
月日よりどのよな事もをしゑるで  
このよはぢめてない事はかり
7-106
にんけんの心てをもうよな事  
月日わなにもゆうてないそや
7-107
月日にハとのよな事も一れつに  
みなにをしへてよふきづくめに
7-108
せかいぢうみな一れつハすみきりて  
よふきづくめにくらす事なら
7-109
月日にもたしか心がいさむなら  
にんけんなるもみなをなし事
7-110
このよふのせかいの心いさむなら  
月日にんけんをなじ事やで
7-111