(衣食住)機の理

 

身体にまとうを衣と云う、又着物と云う、衣の元を反物と云う、之の元は機と云う、はたとは織物なり。

 

一機四端は一年四季の理、一端一季の理、一端三丈は一季三ヶ月の理一丈は一と月一機十二丈は一年十二ヶ月の理、巾九寸は夜昼九つ、子午の理、九寸巾は四九三百六十筋、一年日数の理なり。

 

二端を一匹と云うは半年の理にて牛馬は人間に比較すれば半年の理より具備せず、一機は一年一人の理、二反は半年一匹の理、人間には一年の理、備わる首より上冬夏の理、首より下春秋の理、牛馬全体にて人間の首より下と同一の理なる故に半年二端を一匹と云うなり。

一人一年一機。一匹半年二反、人間首より上冬夏の理を具備す、首より下春秋の理を具備す、牛馬全体人間首より下と同一の理也