子供(小児)之部

 胎毒 妊娠中に親夫を不足にした埃。

○夫婦仲心治まらん縁を切る心使いたるか親及び頭に立つ人を恨め埃の毒心を以って続ぎを切る心。

○腹の中に悪い心有り胎は腹の中も同じ。

○月経中交合其の毒を受けるのもあり湿疹など云うも小児に多く生ずる腫物にして胎毒と類似のも同じ埃なり。或いは両親が梅毒にかかる時及び其の残る毒が有る時妊娠して其の毒を遺伝せるものも少なからず又しつこい性と云う如き。

○子供頭の草月経の時交合し其の毒が頭に登り草気胎毒となるものありかさぶたになるは例えば母親がよき事は恩にきせる又悪しき事は人にかぶせる心全て我れの悪しき事を人に知らせまいとして人にかぶせる理。

 

 身柱 双方心の切れる理ちぎった理でちりげと云う。(夫婦仲が第一)

 小児虫気疳 (急癇ひきつけ)気の短い疳癪の心の埃引き付ける三歳迄は母が此の心あれども表面には人に気兼ね遠慮して其の極気短きを外面にはようおこらずに居る身引きの理。

○疳で引き付けるは夫婦及び全て双方心の合わん理互いに我が勝手を引く不足に/\を積む疳いわゆる腹が合わぬ理心の突っ張り合い擦れ合い不足の疳。

○親のかわい過ぎる食物に不足を積む。

○引き付けにて黒目上へはいるは目上の人に立てづく理下は目下横は世界の人男女又親の心に捨てる心有る理小児が食物にあらざる物を食う病も疳爪から虫の出る疳も埃。

 

小児の池はまり死す は大恩の無にした理なるが前世今世の埃。

○又親の心に捨てる心有り。又小児の虫喰いからだやせ衰えて居るのも親の不足の埃で捨てる心有るもの多し。

 

麻疹 家計上に付きすばしこう通ろう/\とする埃。

○こすいせすいつよい心にて人の事には身惜しみ出し惜しみ我が内吾が身に付ける心。

○夫婦心合わず戦い同じく夫婦の中物の不足の思い合い争論。

○皮と身とのへだてをする金銭のすれ合い。

○はしかいものと云う心のあつかましい不足の理。金銭に付きて又万続ぎを切る。(一度かかれば大抵免疫性となる。)

 

 子供火傷 親の心我の強き腹立ち合い妬み合い両親の誠なき心から足納堪忍出来ず互いに不足負け惜しみ減惜しみ喧嘩争論すれ合いにて続ぎを切る内輪の続ぎ又は外の続ぎを切る又親不孝も同じ理。色情間違いもあり。

 

乳呑み子鼻つまる 時々鼻つまるのは之れも気に入らぬ時むっとする心なり心の通ぜぬ埃。

 

乳呑み子育たぬ 授かった子が育たん死するは第一は根に切れる親との間に切れる心根切れてあれば花は咲けども実が乗らぬ夫婦の戦い嫁と姑との心の戦いが元養子と親とも同一夫婦の不和離縁。

  身に持つ内は花花が散ったら実が落ちるのは根がないから根に切れて居るからの事根がなくては実が乗らん親に切れる心の理日々心の喜べん不足から切れる心を使う心が天に供わる。全て埃は一分つゝでも十度に一寸百度積めば一尺となる善悪共同じ事なり。皆我が身の因縁と云う事を悟りて足納するから悪因縁が切れる。赤子が夜でも昼でも知らぬ間に死するとか皆同じ事。

  人に慈悲心即ち誠の無き埃縁談無理切りの埃。

 ○子をおろし子を粗末にせし埃等。

 ○天地陽気合わざれば万物育たぬも道理は同じ。

 ○又妊娠中に子を不足にして此の子が無ければよいに/\おろそうかと心で殺す心使いせし子供は命短し或いは十五歳以下とか中年に死すとかする。しかし立替え懺悔に依っては御許し下さる。

  又小児の死するは其の病状にて両親の埃を知らせ下さる親の因縁を切る道にて其の子の魂は同じ因縁有る者が宿って其の理を見又苦しむ親の因縁を切る為なれど改良出来ぬ時はまた死して他に生まれ出て苦しむ其の魂の因縁の切れる迄は此の世に苦しみに出る理が有る故に親が改良が出来れば其の理に依って其の子も助かる理あるなり。

 

子供脱腸 (ヘルニアとも云う)男子なれば父親妻に対する女子なれば妻が夫の対する悋気の腹立ちうたごうての埃。

○我が身を立て人を立てぬ欲しい惜しいの思い積もる人に物与えるを惜しむ欲深く出すべき事出し惜しみ。

○心の落ち付かぬ定まらん。

○色情にて汚い道を通る理。

 

小児の寝小便 は(前項の膀胱カタル参照)夫婦の仲心合わず、又多く食物にいやしきと前に締りなき埃多く親が其の行為有る時に宿る子供多いが其の人によりて一定に云うべからず。

 

小児水疱瘡 夫婦心の互いに勝手強く心の治まらん不足にて切る理。

○我が内さえよければ人はどうでもかまわんと云う如く欲より擦れ合い続ぎを切る。

 

小児脾疳 大人の腹膜炎とほぼ同じ理なり。例えば人に食わす事を惜しむ人の物は惜しまず食べる如し。

○高慢我慢にて十分不足有り人に云いたくなれど恩にからまれよう云わぬ如き理。

 

子供のよだれ 口先のついしょ多き埃有り。

 ○或いはだらしなき心。口のしまりわるきしまりなきしゃべり様嘘を云うて人をたらかすが如き又夫が妻に惚れすぎて居て妻の自慢をする理も有る。

 

子供鼻汁をたらす 余り鼻汁を出すは心のにごり水故親の心日々足納の出来ん汚き又出し汚き理たとえ何ぼ物のある内でも足納の出来ぬ性質の理。

 

子供の熱 親の悪気やける心日々不足夫婦のすれ合い親目上目下の不和腹立ち合い心の熱。

 

小児久しく物云わぬ は親の言葉慎みなく云い過ぎたる理の裏。

 

小児久しく歩けぬ 遅きは親の立てるべき道を立てず運ぶべき道を運ばぬ又は人の出世を止める心の理。

 

小児の何でも物を捨てる は親の心に物を大切にせず粗末に扱い捨てる心あり。

 

小児の夜泣き 母親の心が夫に強い。

○親の残念。

○運ぶべき所へ運ばずすべき所へせず人に不足を付ける。

○又夫婦の心に喜びなき埃有り。例えば夫の行いに付きて妻が不足疳を起こし夫をせめる寝かさぬが如き埃。

 

骨の無い子 つきよみの尊様に入り込んで貰えぬので有る故此の理から悟る事。

 

乳を噛む 抱いて居る時すべて何でも格別に噛み付く小児は理がある。或いは本家か親元か親戚又親夫かいずれ大切な所を不足にして切って居るはむかうと云う心なり。はむかうと云うは犬でも虎でも何でも噛むのは歯は武器で有るたいしょくてんの尊一人前の者であれば刃物でも持って向かうという理なり。此の理より理を別ける。

 

子供生まれつきに就いて人間一代の運は前世因縁として母親妊娠胎内十ヵ月の間にて定まる。夫婦の心を定規として造り給う。

◯人間容貌の善きに生まれるは親妊娠の時何事も捌けよく心綺麗にして人を続ぎ先を案じぬ思い切りよく万事よく気の付きたる心の理にて心美しく明らかに持ち人に不義理をせず人に不足を与えず全て人に好かれて来たる心。

○目の麗しきすずやかなるは万事目のあいた理にて情けある心にて曲がり根性なく何事にも見分けよくして我が身足納強く人に情けをかけ足納与えたる理。

○耳の美しきは万事人の云う事に聞き込みよく聞き分けよく悪しき事は聞き流しよき事は聞き込み用いたる理。

○鼻筋立ち美しきは万事筋道を立てたる理にして人の道をくずさず理を立てたる理。

○口元美しきは万事口元おとなしく控え目にして慎み深く言葉優しく人に逆らわず人の悪口を云わざる理。

○頭のかっこうよきは情け心を持って人を見下さず目上又人を敬い目下を憐れむ心の理。

○物事の覚えよきは妊娠中心を静めて堪忍強く足納のよき理(前世は人間が古き者である人間から人間に古き理あり人間に帰って間のなき魂は智恵の働き物覚えあしき理由もあり)

○手の美しきは万事よく人に手の行き届きたる理。

○足の姿のよき人は人に何事も心の運びよき理を立てる理。

○背の高きは人に万事行き届き心使い低き理にて人に満足与え理を立てたる理。

○背の低きは右の反対にして物事行き届かぬ人を押さえる人に心続かざる心の理。 

○前姿のよきは気質柔らかにて人を続ぎ人と交際よく心美しく人の道を守りむさくるしき心使わざる理。

○後姿のよきは同じく心美しく人の道を守りむさくるしき心を使わず人をうしろに見ん心の理例えば人の頼み事をほおぐにせず人を続ぎ育てる心の理。