時、旬、刻限と云う事が一番大切なり、或は怪我過失火難病難等総て善き事悪しき事万事其起った時刻も神様、物体も神様。身体も神様。時計は龍頭と云うて月日也、夜十二時より午前二時迄が子の刻、月様の刻限。二時となれば丑刻となる。
二時より六時迄が丑寅の刻大食天尊。六時となれば卯の刻となる、六時より八時迄雲読尊。八時より十二時迄辰巳以下同じ。一日も神一と月も神一年も神。身内は八方世界は八法万物皆八方の神様より外になし。
其の神様には御心及び御役も違い御守護の四季刻限が有るものなれば其の神様の刻限に当って起る事は各々御守護処及びその物体と対照し定まったる天理より其出来湧現象に依って明らか也。例えば怪我をなすとせば第一身体のヶ所又次には対する物及び場所。刻限はどう見るかと云えば其事情を見る。
例えて申せば大阪に借りをなしておけば大阪で止められる捕わるる京都に関係が有れば京都に止まるが如く其神様の刻限をよう逃れぬ。併して身体も病状が種々異なるが如く世界の万物も同じ木とか金とか云うても一定に非ざれに付いて理を見分けるなり。