膳とはろっくに揃いし真実を云うろっくとは即ち六つ也、飯、汁、壷、平、猪口、箸の六也。以上六つ揃いしを本膳と云う、飯は洗米を六台に載せて煮たるものにして六つ揃い又ろっくの台にする本なる故に五膳と云う、一品にて総名を取る也、是れ第六かしこねの尊にて男の理て亭主なり、汁は菜なり妻なり七なり妻は内の事を知ると云う理にて汁と云う七はさい
是れ第七たいしょくてんのみこと、汁は女の理にて妻の事にて菜と云う、飯菜夫婦壷は男一之道具の理にて是れつきよみの尊、四品が理なり、平い女一之道具の理、是れくにさつちの尊、三品が理なり、猪口はいざなぎ、いざなみの尊なり、ちょくとは直しいと云う理にて身体直に保つ理にて男女の道直しが天理、猪口は直し箸は月日二柱之神、食する口はくもよみの尊、左右の手はおおとのべの尊以上十柱之神なり台は地四方正面にて東西南北なり載する器は天なり食物は神の心なり味わい也。
水霊 火霊二つが元本なり、又六台はかまどの事也、かまどは九胴と云う也。
三国狭土 七大食天
平 汁
膳は八方の理 地の理 いざなぎ 猪口 いざなみ
壷 飯
四月 読 六かしこね
膳は五つ有って五ぜん、箸は月日様、食物は神の心味わい。母の乳を飲むも同一、天の続ぎのじき物なり食物は天と身体の続ぎの命なり、天の実が入って下さる故生きる食物入れてある内満ちとる時は満ち潮の理、食後は蓋をあお向けにするは引き潮の理。