身の内に於ける高天原龍宮の訳

 高天の原龍宮は人間身体にては○○○○の時にて子種を男より女へ宿し込み下さる時の理なり。高天原とは、男の腹世界にては雲なり、龍宮は女の腹の中なる、子宮高天原より天人天下るは男より子種女の腹に入る。天人の絵に美人を描きたるは○○の時の男の心の理を顕したるなり。天人琴や笙を持って居る理は子の宿る時の○○正の事や笙琴は鳴り物の王也、正の事は真なり、誠は六物六臺かしこねの尊なり、鳴り物はかしこね様子の宿らぬ時の○○は親神様人間夫婦仲良く暮さす為○○○に守護下さるなり。くもよみの尊善女と変化なせし理は此の天人と同一にてよき女という事なり。龍宮とは子宮なり、子は最初一○○水なり、水はくにとこたちの大大大尊、元本は龍王の理、故に子宮は龍宮なり。子の宿ると云うも月泊まるというも同一の理、龍宮乙姫と云うは女の体を云う世界何ようも天より種を雲にて含まし大海へ下げ下さる也。

 

 右身の内に有る事は世界に有り、元々人間御造化下さるに付き身体と世界の理と同一に御造り下さる、人間一人を一年と積もりて九億九万九千九百九十九人の魂をいざなみ様の御腹より産み出し下さる故身の内に有る事は皆世界に有る也。