胴 体 之 部

 

肺病 (肺結核)肺は表面親切らしく見せ見ゆるなれど精神に真実のなき埃。

 

 六物六臺かしこねの尊六くは誠である六くと云う心がない誠がない真実の無いのに真実そうに見せる口先上手智恵で親切らしく見ゆるとも真底の胸の内には誠なく薄情の性質。人間誠の無き程むごいいけぬものはない人間にしてもし誠が一つも無き時は形は人間でも心は人間にあらずと云うべきもの也。

 

 人の嫌う筈である其の肺病になる心が嫌われる病の出る迄は人間では分らん心の中は神でなくば分らん。此の神様は言葉の神義の神様六くむつまじ風。自分も喜ぶ人も喜ばすと云う理が此の神様にて肺病の臺である。

 

 

 

○恨みに恨みが重なる欲の深い埃。

 

 

 

○金銭色情縁談に限らず皆我が身可愛人を倒す理。

 

 

 

○誠なき薄情なる為親目上に反対、人に情け慈悲心なし。

 

 

 

○心きたなく見欲聞き欲食物欲心小さく大きな事やりたい心配我れ立派に暮らしえらい者になろうとする。

 

 

 

○人と物事云い合いをなし胸解け合わぬ恨みの理全て言うて人の心を焼く。

 

 

 

○物の細かしい人のした事不足に思う惜しい/\が第一欲の固まりなり。

 

 

 

○心至ってきたなく体裁よく見せるなれど此の世を上手に通ろうと思う欲深き大埃の現われ故にいわゆる慈悲深く寛大、胸広く快活の心無く心小さく物案じ心強く気高い強欲貪欲の現われ賢い智恵を働かし恩と云う事知らず人はどおでも我れさえよくばよい心にて我が身骨折り働く事大きらい楽して我が身に沢山儲けたい考えをする如く肺は前世と今世二代にて現われる。全て人の言う事親の言う事でも一切聞かん用いんと言う性。

 

 又何事も感心と言う事の出来ぬ性質。例えばあの人は商売だもの何あの位の事は当たり前だと言う様なもので感心の出来ぬ心。人間は感心と言う事程心の為に成る事はない。感心は心の養いと言う。誠の無い心は同一。

 

 親不孝、色情欲、金銭財宝、衣食住飽く事を知らず心強くことに人を憎む心強く欲しい惜しい高慢身引き隔て心、名誉、虚栄心、短気癇癪等全て人の心を痛める性。或いは商売なれば強利を貪る金貸しなれば高歩を貪る如く薄情にして我が身に付ける事のみ考える人の身人の家は倒しても取り込むと云うが如き人を搾り取ろうという甘く自分が取り込む性。

 

 肺はかしこねの尊四季に取りては夏、心の悪気の智恵を使うて出た病。例えば夏の虫ハエと云う字は五月蝿いと書くが如く人がうつると言うて嫌う。夏の虫は夏になったらたちあるくそれが我がままの智恵を使うて我れの思惑に行かん時は人に不足を言い腹を立てて心いずむから。寒うなったらベタ/\と寝床へ這入る。

 

 又胸と云う根が親で真ん中の棟木と云う親骨が添うがあばらの骨親骨に心が添わん。親を立てん。我が棟より目上の棟を落とそうとするから我が胸(棟)が落ちる。(一家断絶の病)気随気ままで内輪を痛める中がわるい。我が棟を落としてどこ迄も人に負けて人を立てて喜ぶ。人を助ける事情を定め。生涯理屈も理詰めも云わん人に喜ばしたい喜んで貰いたい人に満足を与える人に物を与えて喜ぶ懺悔。

 

 

 

◎肺炎 は最も急病にして発熱高く感冒等に乗じて突然に来たる肺結核とは理も軽く。なれども肺は同じ神様故臺は同じ。誠が無い為足納の心なく睦まじからざる風を吹かす。即ち言葉悪しく或いはしゃべる。言語荒く。気の強き。親目上と内心合わず内輪又は人と全てすれ合う埃にて。或いは思い切り悪しき故心発散せず不足腹立ち胸にてにやし口に出さず心のすれ合いの熱。目上を日々不足にし是れではあれではと成らん事を思い詰めるが如く。

 

 又全ての事に案じ心惜しみ心強くして心小さい故、心を丈夫に持てず。ために何が己の思惑外れて心を痛める。積もり/\て居たる目的が外れて儲けようとして損害をなすとか俄かに取り戻そうとする心で。どおしたらよかろうと思案あぐみひどく心配して心苦しむ如き埃が動機となる急性肺炎なれば七日位で死ぬ就中小児の肺炎はすこぶる危険なり又肺炎にも別ければ二三種有れども皆同じ臺は一つなり。

 

 

 

胃病 胃は心小さいが臺にて渡世の事に案じ心配する身に付ける心の強い埃。(神様より飲み食い御自由用与え下さる御恩が分からず安心をようせぬのが臺)胃は飲み食いの神様であるが此の飲み食いは理の区域が広い依って胃に係る病根心使いの埃もはなはだ広い。

 

 財産の欲家財田畑地所山林に限らず其のやり方に付きての心。皆人間は飲み食いするが為是れが元にて案ずるなり身に付ける心は皆同一。

 

 

 

○我が身我が家を案じる為埃を作る欲の埃。胃病は痔とは裏と表なり。

 

 

 

○万事先積もり又万事に人の事人の為になる事を成す事うるさく我が身我が家の為ばかりの心の使い強く自分に働かずして楽に暮らす事に心使い何でも都合よく/\と思うても其の意の如くならず心配多く我が身をつとめず心の工夫余計にて日々楽しみの心薄く至って心小さく。働かず心の埃多きが如し。

 

 

 

○叶わん出来ん成らぬ事思いつめる如し。

 

 

 

○又母親の理も来たる胃は母親肺は父親の理。

 

 

 

我が身の好きなものを人に惜しむ心で人の理をつぶす理。

 

 

 

○胸に水のたまる如く人の息の水を腐らす胸に食物の溜まる如く人のする事不足胸に得心せぬ理有り。

 

 

 

○胃弱は人に食わすが惜しい。金出し惜しみ。母親不孝。人に恵みなき理。

 

 

 

○仕分けはたいしょくてん様思い切りわるい食物の不足先くり思案のかきたくる。

 

 

 

○居宅と云う我が内の事が気になってならん気が小さいと云うは惜しいから先案じるも同じ心の小さいも同一皆人に情けと慈悲の誠を失うから小さくなるものなり。

 

我が身の丹誠働きの足らんと云う事を思わず不足する全て恩を受けて恩を忘れる心。

 

 

 

○金銭出入りの会計をしめる小さい思い切りのない欲深い心故人と続がる心なし。

 

 

 

○色情の間違い我が身可愛足る事足納が出来ず。色欲逞しうし気まま。

 

 

 

○欲に取り込み食物のえようして天の大恩冥加を知らず不足。

 

 

 

○ドベ/\の腐りた心はあたかも溜め池の如し。

 

 

 

○食物不足食物を粗末にする。

 

 

 

○又人を養う心のなき。

 

 胃はくもよみ様なり(只切り分け下さる理はたいしょくてん様)大腸カタルとか小腸カタル淋病でも尿道カタルも同じ此の神様なりされど段々細かく云えば何処でも八社の神が御寄り下さって居るものなり。胃は万の病が此処より変ずるもの多き故諭し方も多し。

 

 臺はくもよみの尊御心から諭す。全て我が身が働いただけ勤めただけより我れに与わる理はないと云う天の理を知らずして或いは自分が骨折らず楽をして甘く得たい一時に金を儲ける工夫立派に成ろう出世しようと云うようなもので思い切りの悪しき足納の出来ん欲が深い消化する仕分け下さる切り分けは固よりたいしょくてん尊故此の神様の御心に叶わん欲がある。

 

 楽をして甘いもの多く食いたいが如く全て我が身可愛身びいき身に付ける心の強い埃故食えぬようになる。胃病の性質は何事にても真実から人の為になす心なく皆我が身に付ける思案から成す質にて心小さく案じ深く心の定まり悪しく変るは欲なり我が身可愛から頭を高くしたい人に見上げて貰いたい人を見下げる高慢の埃有り。

 

 胃病は天の親様の飲み食い御自由用の大恩を受けながら安心をようせぬ世界には野を見れば米や麦や野菜が満ちて居るなれど心が小さくて先を案じ苦にやみそれに安心せぬが臺。

 

 胃弱(消化不良)胃潰瘍(胃のただれ)胃痙攣(さしこみ)胃拡張(胃のひろがる)溜飲(胸つかえ胸やけげっぷ)等胃病も種々有れど皆臺は一つなり。

 

 食物は命の親是れを以って万物は命を繋いで居るもの。

 

 神様が身の内に入り込んで下さると云うのは飲み食い物が身体内に這入るのも同一なれば。

 

 例えば人間の食べるべきのもが自身に食べられぬとか食べて害すると云うは前世より此の神様の御意見を受くべき因縁(性質)ある故身に弱点ある為也。

 

 しかして胃弱者がいわゆる口いやしいとか又害なる事を知りつゝ大飲み大食いを好むとか止めれぬ慎めぬというは前世よりの心の理から足納が出来ぬ皆過分の飲み食いと云い全て我が身に付け過ぎたる埃が元となりて身を害する事を好む心の理となる。

 

 神様の真実御道を聞き分けて人を助けて人の為に尽くす心の理に依って前世因縁が切れる。(但しは御道は聞かずとももし自然と今世世の為に働きて前世の恩の借り払える徳を積む行いあれば同じく)前世の因縁が切れる故神の守護と共に腹より足納する様になる故過度の物を好まぬ如く丈夫になる胃病に限らず。

 

 全ての事が其の通りにて改められぬ忘れられぬ身の為にならぬ害する事を好むと云う思い切れざる心は前世持ち来たりの因縁心と云う皆心一つより無く病の元は心難儀するのも心なれど其の心が性質(因縁)にて中々改められぬというは根が深い故容易に取れぬ旬々に芽を出す如く心にきざして来る如し。

 

 依って御道に依って社会の為人の為に心尽くす寄進する心となり我が身を忘れて人の為に心を使い人様の事に骨折る誠の方に力を入れるに従って自然と我が欲のきたなき心埃の方が消滅する前世の通り返し成し返しとなり前世の恩の借りを払いて心済む理となり。

 

 依って因縁即ち心を立替えするのが此の度の親神様の道なり。

 

 諺に胃は万病の本と云う如く万の病が胃より変ずるもの多きは其の心使いが万病の基なり。

 

 

 

腎臓病 性質は気随気まま短気にして親不孝及び夫婦の間柄気ままなり。色情間違いから恨みを受けたる埃。又使い過ぎる埃。使い過ぎるから腎がくずれる。

 

 腎臓は嬉しいと云う心が養いである此の誠なれば腎は何ぼうでも強く成る此の所を悩むもの故障の有るものは嬉しいと云う心がなくなると云うは前世より此の道の間違い故天理に迫り其の徳を失う神が止めなさるで使えんのである。

 

 例えば妻でも恨む如く道ならぬ気ままにて心得違い人道を外して居ては嬉しく喜んで通れる理がない与わらぬ也。自分の使い過ぎた使い痛みつかれた埃人には恨みを受けんでも己の使い過ぎ也。陰痿とか早漏とか夢精遺精とか云う皆腎臓の弱りである。全て人道を守り人を続ぐ立てる道をかき気随気まま。

 

 

 

○前世に使い過ぎと云うのは自分の夫や妻なれば使うても痛むような事はない。そんなとろいものではないなれども他にかこい女とか間男間女房女郎買いとかするから使い過ぎと云うなり道具の使いそこないなり。火箸で食物食べれば歯が痛む箸で火を挟めばこげるようなもの女より恨みを受ける道が作ってあるか又向うの相手も互いに喜んで行うたるとも人の妻とか何かなればたとえ人間上では恨みは無くとも天の理として迫るなり女の子宮病でも同じ事食い過ぎて居る前世因縁なり食物でも昼大食したら夜は食えんと同じ事其の理に迫って居るから心には好きであるなれど使えんと云う様なもので皆埃にて精力の欠乏するの理。

 

 

 

○全て一方に此の障り有る者は因縁として其の配偶者にも同じ其の埃有るものなり是れが因縁。

 

 

 

腎臓炎 は色情の数が多い為に妻に恨まれたる不足を受け又他の婦人から恨み不足を受ける埃之れは人から恨まれた理。腎の病は心の晴れず陰の心悪気の心人を続ぐ立てる心なき晴れて心地よき心なき。

 

 

 

○全て我が身前世の因縁は親に其の埃の雛形が必ず有る也。親が其の心使い行為の有る時に宿るが因縁。

 

 

 

○人道がはずれる。又人を造るとも解す人間の出来る源泉なり。

 

 

 

○此の色情の間違いがなぎなみ様一番の御意見色情の堕落間違いが片輪の基。色情が人間の元両親がなぎなみ二神人間の雛形なり。腎は辛我れの我が強くして辛が弱る故腎の弱り辛は親目上に不足水くさく立てずつながぬ心。

 

 全て腎臓の患うは親不孝色情に付きて親に心配苦労を掛けた埃等とにかく色情に関せざれば出ぬ所也。

 

 例えば男なれば色情に付きて女の心を狂わし惑わして女の恨みを受けたる理。腎の性質は表は立派に飾りて見たい人に見せかける内実はそれだけに出来ん及ばん。

 

 表面は立派に通る様に見せる見えても見えん所の立派に通れん持ち前気随気まま短気はそれと同じ。例えば表向き立派で装う性質故人に好かれ女にも好かれる如し実地それだけの事出来ん故だまされたと恨みを受けると云う風になる如し。女なればその反対女なれば多くしっかりした者に出る。人間の埃を積み悪因縁を作る色情に基いするもの最も多し。(糖尿病蜜尿病など云うもほぼ同じ)

 

 諭しの一例二十四歳婦人腎臓病。他人に接する至極優しく柔らかにして人には好かれる質なれど内心短気にして親夫に気ままなる性分本人前世持ち越しと生母との悪しき因縁と今世十九歳色情の間違いの埃種とを十分改良懺悔して日々の行い親に孝夫に真実心優しく勝手の心は仕わぬ事情定むるべし。

 

 

 

胃癌 前世に親又は人の食物を十分惜しみてある理なるが我が身可愛身に付け過ぎる心は同一也。本病は突然に発するものにあらずして胃カタルとか全て胃病が漸次進行して極点に達したるもの。

 

 

 

○取り込みたい/\の欲。惜しみ心強く或いは物の損失したる時は腹立て思い深くすべて人を恨みて気腐らして作るも有る人に恨まるる因縁もあり。

 

 

 

○家内にて日々不足を云う不足の理積もり重る疳人に腹立たす。

 

 

 

○食わし惜しみ飲まし惜しみ養うべき者養うてない我が身食いたいだけで人に食わせぬ皆前世の因縁なり前世に人を飢えさせた理あり例えば男が妻子を養うべきものが遠国に出て養わず口を干した如く又病親病人の食物を惜しみ口を干す如く故に食うに食えん餓鬼道となる。

 

 

 

○短気気ままにて欲深く我が因縁を悟らぬから日々足納出来ずして生計上に心苦しめこんな事ではあんな事ではと思う所から世話すべき人の世話しても恩にきせ全て食物に目を付けて惜しむ心の現われ。

 

 

 

○欲しい惜しい人に食わすが惜しいから食物腐らす人ののどをしめる。

 

 昔はかくと云うた病にて(食道癌と云う)前世人の物をかく境をかく義理をかぐと云う理なり我が身だけ可愛の埃全ての事に物をかく心有り。

 

 胃病の高じたるものなるが腫物の種類多き中に癌腫の類ことに胃癌は最も悪性にしていわゆる遺伝性と云うのが即ち前世に作った因縁なり。大抵四十歳以上に現われるなれど前世よりの埃日々の心が肥となりて現われる現世は其の親に胃病の種有り財産に限らず全て身に付ける心の強い埃にて我が身可愛ために人を搾り。例えば不自由な者や難儀の者をつけ込んで困らし我が身を肥やす如く人を倒したる種あり日々にては或いは大飲酒おごり食い暴飲大食をなす等皆身に付ける心の強い質は同一。中には変化して腸満となる人有り。

 

 

 

肋膜炎 は恩人を仇にして居る埃にく月に力と云うて親。又次の恩人伯父とか兄とか親がわりすべて恩人に反対の理。

 

 

 

○肺の下地人のよろこぶような事を云わぬ心。

 

 

 

○六臺始まり六く睦まじと云う親目上に云い過ぎる云いまくるぐずをまく内々睦まじく行かぬ擦れ合い治まらぬ心。

 

 

 

○内心に不足多く心に面白くなく不平なる事山々ありて包みて心に持ち内心喜ばぬ埃積もるあばらの内に治まらぬ案じる心。

 

 

 

○形の上の謙遜辞儀ばすれど内心柔らかく人に頭を下げる事が嫌い。

 

 

 

○我が家会計を自由にしたい心人の胸を痛めたる理。

 

 

 

○目下には十分云い付け目上には云おうと思うてよう云わず控えて不足にする但し疳癪大疳なり。

 

 

 

○金銭色情恨みの事情。

 

 

 

○水溜まるは理に叶わん取り込みの欲とも云う。

 

 

 

○溜まらぬ理に叶わん腹立ちの欲とも云う。

 

 

 

○腹立ち恨み疳を起こし腹立て合いの理。

 

○剛情にて目上の云う事用いず逆らう人を隔てる心すっぱりせぬねつい心。

 

 

 

○諭しの一例(十九才男肋膜炎)表面おとなしくとも両親には至って気まま勝手多く両親に反対の心使い有り其の埃が積もり其の因縁の父なれば本人同様の性質其の心使い本人五才の時我れより身上に係る反対心が秘密に成って居るが未だに解決して居らぬ之れは表面左程にないが内心に凝って居るそれが病根である。

 

 十中の八九迄は肺病に陥るを例とす。肋膜肺炎の理は親を親と思わん恩を恩と思わん神様を神様と思わん御話きかん人間なり。

 

 

 

腹膜炎 は欲情に付いて分け隔ての心の深き理。例えば

 

 

 

○丹誠好きであるが只我が身に付ける心強い埃あり親又主人の為人の為国家の為と云う心あれば自然我が身に天の徳となって授かるのである。

 

 

 

○身引き身勝手の欲心深く誠の心少しもなく我が身は十分ならぬ事を不足にする人を痛める。

 

 

 

○人のものを取り込もうとして十分ならず不足にする欲の第一の埃又我が内会計を自由にしたい心から埃を拵える。

 

 

 

○我が身かわい食物色情酒女に限らず欲深く又人の腹を痛める。

 

 

 

○人の物横取りして取り込む我が身にさえ引き入ればよい心。

 

 

 

○例えば身内兄弟又は親方恩人の切りてならぬ所でも貧なるものは捨てゝ世話をしてやる心なく我れの身に恩を受けたる事は忘れて見下げ彼等と交際すれば人が笑うとか人が用いてくれん何の無心を云うやら分らんぬけてさえおれば死に行きの時に義理さえしておけばよい理の有る事でも用いず欲にて続ぐ心なく身分ある物の有る人にはくらいついて親切らしく我が身人に用いられよ我が身に得を得ようの心で無理があっても我が身損の行かぬよう得になる事ならへい/\と従うて人目には抜け目ないように体裁よく見せてあれが出来ればこれが出来ればと先の用害智恵をめぐらし我が身に付ける算段我が身負けまい損せまいの心。

 

 

 

○恨みの埃なり。

 

 

 

腸満 思い切らんとだかまえる心。強欲重欲と云うて何程ありても欲しい無けにゃ尚欲しい一ぱい例えば人が親切にしてくればくれるほど人が物でも出せと云いわせぬかと疑い心有る如く万事思い切りなし。

 

 

 

○腸満は二代でできる前世因縁なり天の大恩を知らず欲一方取り込む事好き出す事大嫌い前世に其の心十分使うてあるから出て来る腸満と云うても三つもある腹に水の溜まるは皆此の病腹水と云い水腫と云うも皆欲の深い埃であるが腸満と云うても軽いのもあれば重いもあるわずかで直る者もある皆全ての病が一定には行かぬ其れ/\に依って理を分けねばならん全て脹れるのは欲。無理をして溜めたる理又大恩不足人を不足。

 

 

 

○或いは欲情から案じる埃。親夫を日々不足又子を不足我が身働かずして足納と云う事無く万事欲しく恩人を不足高慢にて何事も不足/\苦に病む又我が田に水引く欲一方人の福を我が物に取り込むと云う理欲情色情に限らず全て取り込む事巧みにて溜める出すべき事にも出さん借りた物でも払わん如き心。

 

 

 

腹痛 金銭不足と腹立ち腹立ち心で切るから痛い。

 

 

 

○表面には気長く見せても内心は短くて反対になる人があって心に不足腹立ちを包み居る。

 

 

 

○腹の合わぬ理人を続ぐ心ない人の腹を痛める我が思惑を突っ張り通す心。金銭の不足と腹立ちと云う事が無くば人間身体に痛いと云う事はない切れるから痛い万事立つと云う理は切れる理であろ全身何所にてもつきよみの尊の腹立ちで切った理なり腹立つは腹立ちだが十のものなら四つ云う六つは云わず心に不足持つ下腹痛むは腸、水落の所は胃、横腹から来るのが癪と云う。

 

 

 

○人に腹立てさす自己に腹立つ。

 

○我が身の身の為なる事ばかりに不足積み理非をわきまえず疳癪腹を立てる腹がわるい人の腹をいぐる如き事を云う身引きの身欲親不足ことに母親不孝も係る。

 

 

 

○癪気にて腹痛はことに気短く何事も腹立て心鬱々として晴れず万事喜ぶと云う心なき我がままで人に負けん人を云いつぶすつっぱる心から我が身思惑人がしてくれんから不足を云う天の恩を受け人の恩を受けて不足を云うから天に借りとなる不足の理に迫る。

 

 

 

○心小さくきたなくしわんぼう心に不足をしゃっきと云う。

 

 

 

○腸胃の病は全て我が身可愛に付ける心の強い出惜しきたない心。

 

 

 

○へその所痛むは親不足第一母親又親元へ中あしき事なくばこちらの母親と二つ(女の方にかゝかる)男なれば女房の親元の親にもかゝるへそは大体は産みの親なり。

 

 

 

○又心の堂心が定まらん理で迷い探り又夫婦の仲のわるい不足もあり又へその下痛むは我が子を案じ又不足同じく目下を案じる又不足の理も有りへその痛みは人に対する食物の続ぎを切る理も有り。

 

(臍炎等も此の理より理分け)

 

 

 

○下腹痛むは心の定まらん理も有り。

 

 

 

○水落の痛みは心小さい胸のせばい開けん物事を案じ心配して苦にする不足の心が重なる理。

 

 

 

○腹の張るは気が張る理万事思い詰める心で積もり/\て居る行わず気の張る如し早く結果が見たい人の負けん心一日の仕事を半日にしたい如きの心。又先の用害身の用害身囲い例えば出しともない損はしともなく楽に通りたき取り込む心のある如し。

 

 

 

○全て腹はくもよみの尊くにさつちの尊二神の理にて我が身引きから高慢人を繋がず腹立ち。例えば我が身ばかり欲望を達するの理我が身食う方に力が入り過ぎる人を続ぐ慈悲薄く故天に切れる理。

 

 

 

○又心が定まらぬ腹がきまらぬ理にて腹部の具合わるき理も有る。

 

 

 

○全て差し込むと云う理は反対不足有って差し込みたい心が有る理で思うては云わず/\腹立て居る埃で、或いは云わず語らず思い詰める心を押さえている如し。

 

 

 

発熱 全て熱出る理は水気の根が切れる水がへるねは水月様つば切れるたいしょくてん様。水気は大恩。恩有る所に切れる理月様が水を下さらぬ守護が薄くなるで火気が勝つ全て誠がないから足納出来ぬ心合わず不足なり不足に思い不足云うて腹立つすれ/\になるが熱夫婦家内始め全てあわぬ胸とのすれ合いが熱となる。

 

 

 

○気を揉む心のすれ合いもめ合い腹の立て合い立たせ合いの埃熱は欲しいと云う理から惜しいと云うのが熱である心が強いなりねついとも云う理が有りおこるとかにやすとか皆気が立つと火でもあつくなる。湯でものぼる如く人間も上につくのぼる或いは十分腹立ちあれど外面に見せぬ理すべて思い切り発散せず胸でにやす。

 

 

 

○寒気のさすは火気が切れる心の勇まんいずむ理。

 

○身惜しみ骨惜しみ出惜しむ成すべき事をせぬ慈悲なき心惜しいと云う理又全て理常に大体に寒いと云うのは人に暖かい(ぬくい)心のなき理。寒うなり暑うなりするのは心の合わぬ内々思い合わぬ万事すれ合い戦う心で無承する如く不足反対和合せぬ。

 

 

 

○月様が水の守護休み給えば日様の火がつつかける月日様にそむいた心御立腹故熱が起るあたかも人間夫婦でも夫が手を引き休めば妻がえらい目をするが如く皆裏表也。

 

 

 

○身体熱が発して寒気のさすはわずかの事でも腹立てて人のする事面白く無い如く万事不足腹立ちの埃。

 

 

 

心臓 心小さきが元にて何事も案じ心配し安心出来ぬ何に付けても心が休まらず日々の天の大恩が分からず只不足や心配の埃多いのである。

 

 此の病者への御諭し一例(内心至って細小にて何事にも案じ心深く付いては生活上にも先を案じ用意用害の心深く日々安心喜ぶと云う事無き故其の埃が病と成りたるなり深く御話しを聞き分けて宇宙は人間力でなく皆々天の親神様の御授け心次第自由自在の理を悟り安心出来て日々暮らす精神が定まれば助け下さる)

 

 

 

○全て心おちつかぬ理のおちつかぬ心思い詰め心のどだいの定まらん思い切り心の発散、心捌きをせぬ恨みの心の事情も有り。

 

 

 

○母親と心合わぬ不孝親及び人の胸を痛め心配さす人の腹底を痛め我れも痛める埃有り。

 

 

 

○此の病の性質は余程欲が深くて日々細かい勘定惜しみ人に食わせる事も惜しみ裏面は切れの悪いきたない心で徳を得よとする欲が有る故に天より胸の掃除を現わし下さる胸の真ん中の病なり心の割合より大き事をたくみて十分案じる。

 

 

 

○恩人の恩を知らん親元へ心運びの足らぬ欲深く向こう行き強い全て恨みの埃有り。

 

 

 

○心臓は全身の血液循環の源日様故慈悲心のない惜しみ心小さいも案じるも惜しみが元となる心臓を患う人はも一つひどく心配する様な事情が出来れば心の我慢で押さえて居れば此の時に破裂をする又麻痺となるしびれる。

 

 

 

○人に辛働させて我が身辛働を惜しみ楽をする等皆心は同一なり。例えば親が非常に心配して先案じして居る時産まれる子供は心臓が弱い如し。人に慈悲心暖かい          る大きな心になる事の必要なり。

 

 心臓の病も心臓痙攣心臓麻痺等徴候種々有るが皆臺は一つなり。

 

 

 

風引き 心に不足あって人の事を陰で悪口を云う内々事喜ばぬ心不足かげ事我れの勝手の理を引く、風は親神様誠なりかしこねの尊様の理にそむいた心の埃。例えば物の云えぬ他の動物は風を使うて害をなさぬ全て風邪かぜひきとなるも言葉の悪いは身引き身勝手にて誠の無いゆえ人の気をそこなわず人の心を狂わす。風引きは害気とも云う害の風を吹かすと悟るべきで人の口は恐るべき害をなすもの也。言葉は心の現れ也。

 

 そげ/\と寒いは欲しい風。熱の出るは惜しみの風。身内の気分わるいは人にあいそつかしを云うた風。骨々ふしぶしの痛いは人ににくまれている我れにくんだ風。物のあじないのは気随の風頭の痛いは腹立ちの風。せきの出るのは勝手を云う心せきの風。はなを垂れるのは人を見下ろした風。鼻のはなたらすと我が花たれるのいみ人の笑うてある。之れは只風引きのかゝきの事重くなれば皆一緒になる。

 

 

 

○諭し一例五十歳婦人悪性感冒

 

 結構なる御道の信仰を成しながら心より信仰致さず我が因縁と云う事を悟らんから日々足納出来ずして私利私欲の心強き為内々の和合出来ざる所を神が御意見下さるなり発熱は自分腹立ちすれども外面に見せぬ理なり身上及びすべての物は云う迄もなく借り物なれば充分其の理を修め今迄の通り返しの道を踏む様真実の心と立替え懺悔すべし悪性感冒は元々各々の悪性を神が掃除下さるなり伝染するは同じく汚れある故なり。

 

 

 

 

 

流行悪性感冒悟り諭しの訳

 

 

 

 只二日や四日位にて止まり食事も一日二日位食せぬと云うは左程に悪性ではないが感冒の為死すとか十日以上半月又一ヶ月も煩うと云うは悪性である悪性と云うは天からの名前で有って人間名々一人の、心性質性分が悪しき故悪性と云う風は親神第六かしこねの尊の御守護第六はむつまじい風。家内睦まじい他人とも睦まじい仲よき言葉即ち風吹かし居れば何も悪性では無いなれど其の理に違えば悪性であるそれに我が持ち前の肺炎とか脳膜とか胸膜とか腹膜とかあれば十中八九死するのである。(感冒を防ぐ為に形の上は鼻や口を覆うても我が鼻や口から悪風を出せば我れ出した理は我れに戻る。)

 

 

 

肝臓 至って気短く欲深く疳にて何事も腹を立てゝよい事でも左程よろこび喜ばすという心なく又優しい心のなき埃。

 

 

 

胃肝胸塞 (此の病は肝臓より胸塞がり胸悪しくして胃の悪しくなる病)例えば我が身儲けたい身に付けたい心の欲の埃強くして親の食物を不足にして惜しく思うて腹を立て癇癪の埃。

 

胸膜炎 は胸は六つの根故親不孝親又恩人に反対にきまって居る親なくば親代わりの者伯父でも親方でも同じ。

 

 

 

○恩を受けて恩を知らず親を苦しめ親不孝又食物不足にて人を困らし全て高慢にして人の骨折りをつきくずし我が身の働きにする心。恨みの埃有り。

 

 

 

○日々に家内にてむつまじからぬ悪気を云う人を十分云い伏せる心。

 

 

 

○人の働かせ我が楽をして人の骨身をとる人を安使いする。

 

 

 

○例えば人とかけ合い事に十分云うつもりでかゝる向こうが上手にぬけてよう云わず胸に持つ人の手前を恐れてよう云わず九分九厘迄云う積もりの癇癪恨みの心のすれ合い。全て胸は我れが云う事の立たん所から胸を苦しむ如し。

 

 

 

骨膜炎 大抵前世なりよい顔して居て人を倒しても何とも思わぬ理が臺。恨みの埃。色情と欲の恨み腹立ちの因縁が元。

 

 

 

○前世で物を隠したる理取り込んで我が身に付ける人の恨み。

 

 

 

○人の骨折り物を取り込みうわべはない様に見せ又内心に有る理。

 

 

 

○人と突っ張り合い腹立て合い双方心をやく。

 

 

 

○例えば顔に出て居る時はよい顔して人を痛めて居る今世では母親とすれ合いの理にて出来る如し。

 

 

 

○諭し一例。四十八歳婦人右のもも骨膜炎。人には優しく又愛想よく見ゆれ共気短くして我がままなる性若い時より母と仲あしく嫁しても姑と仲あしくしかしながら蒔いたる埃種は二十二歳縁談にて無理なる道があるよく/\心改良して埃種をさんげ通り返しなし返しの為人を助け一条に誠を天に供うる事情定むべし。本人母も同様なる行いあるべし真剣さんげ出来れば本人だけにてよろし。

 

 

 

筋炎 性質はおおとのべ様の高慢から出る埃。筋に熱筋を焼かれるというは此の神様の御意見。例えば表面は優しくとも内心優しからず身引き我がまま強く我が思う事のみ立て通し目上の云う事を用いぬ人を見下げる如し又行き届かず人に満足与えぬが如し。高慢が臺となりて各々其の場所に依りて懺悔せねばならん。例えば尻なれば人を尻に敷く心使うとか足なれば色情縁談に付いてとか又左足なれば父親不孝とか女なれば夫粗末とか。又筋は金づるとも云うて金銭の働きに係る理も有り名にも理が有り依って金銭に係る理も有り。例えば色情に付いて金を取り縁を切って人に恨まれるとか渡すべき金を渡すとか皆其の人に依って分ける。

 

 

 

大腸カタル は心小さく物惜しみ深きしまつ過ぎる性第一分け隔ての強い。人を労わる心の薄い。例えば下女下男にきつい之れで当たり前として身引き強い人を見下げる如し。重き軽きによりて理を分ける。重症なるは人をしぼり取り込みの理にて例えば誠らしき嘘を云いて他人の金銭を身に付け之れで一儲けした甘い事が出来たと喜びたるなれど埃は身に付かず悩み痛みとなりて苦しむなり故に全て重症は懺悔と云うも只悪かったと神に頼むだけでは利益貰えぬ真実より人を助けるまごころを天に供えねばならんすべて身上に手入れ下さるは親神様かわい一条から大難を小難と御知らせ下さるものであるから改めねばならん。

 

 

 

○しぼり取り込みの理。万事人の気取りをようせず又人の気に障る事を云いて人に腹立てさす埃。

 

 

 

○恨みの理金銭取り込み又色情にて恨みの埃又金銭を借りて恩を知らず恩を恩と思わぬ。

 

 

 

○金かたる帳かたるうそを云う偽り騙す心ある理。

 

 

 

○気短く日々言葉にて愛想つかしを云い人の心続ぎを切りてけん/\と云う埃あり内々を続ぐ心なし。

 

 金銭すべて続ぎに付き口先やうわべはきれいに腹の内はきたない。

 

 

 

○大き事を云う人を偽る悪気の巧み人を見下すから我が身が下る或いは人を抱き落としにする。

 

 

 

○人の丹誠をしぼり取る例えば人の物でも食ったら徳出したら損というようなもの人の物食うてもそれだけの礼をせぬ如し赤痢病等も同じ。

 

 

 

○全て血の下るも同じ人の肉血を搾り取り込み食い込む又惜しみなり我慢の短気で人を困らかし陰にて人の悪口を云い人を十分くさし恩ある人の事でも悪しく云うて我れのしたる事は惜しみ人を恨む如し。

 

 

 

赤痢病 十分我が身勝手の欲身がこい我が身に取り込み出し惜しみの理にて気まま短気万事我が身内々身引き引き欲にて自然天の物を食い込みしぼり取り親又は恩人親類兄弟に対し勝手癇癪人に腹立たせ親恩人の云う事も用いず却って敵とする親兄弟すべて続ぐべき人を切り恨み有り又肉の下るのも親類兄弟夫婦の中でもかまわぬ人の云う事用いず人に至って水くさく薄情強欲腹立てさす人と切れあいそつかされる如し又心定まらぬ腹の中定まらぬ故尻のくくりがきまらぬ如し。

 

 

 

動気打つ (心悸亢進)

 

 腹立ておこる。又思いつめる心おちつかぬ人に安心させぬ気をあせる案じ心配又例えば女が若き時男をだまして池にはまるとか首をつるとか死ぬと云うて人を驚かし如き因縁の者も有り。心の定まらん内々の心治まらぬ理。之れではならんあれではならんと思い過ごしあれもこれもと。

 

 

 

貧血 十二指腸も同じ如何程物が沢山有っても結構な所を見て我が内不足/\我が内足らんのが不足。我が身に金銭財産の足らん事を不足にして身内兄弟を恨み又身分の上の人を羨みて我が身の職分に骨折り足らず苦にする埃人に慈悲なく恵む心なくしっかりした勇む心なし。

 

 

 

○我れが日々に人の下に住まにゃならん之れ残念で云わずして心陰に持つ苦にして居る如し

 

 

 

腹チブス (はらちぶすと云うは本病の軽きもの)性質は欲の深い故に親兄弟親戚又は心安い仲と仲たがいをする之れを円満にする事。人に腹立たする親不孝も有り。又例えば腸の煩いは金銭を借り心に返す心なく人に借りて恩を知らぬ(無財産家は腸カタル)の如し。

 

 

 

○心を焼く人と擦れ合うた理我のつよい。

 

 

 

○我が方へ物を引き込み人を腹立てさす心強し悪気なり一銭のものを二銭にして使うと云うきたない心。

 

 

 

○親子夫婦親戚心合わず心の擦れ合い心を焼く。又云わず/\の擦れ合いは盲腸炎となる臺は同じ。

 

 全て腸も胃も同一我が身に付ける心の強い埃が根本くもよみ様の御意見なるが腸にも種々の病名障り方が変り胃と云うても色々有り悩み方病名の異なるだけは多少の相違は有るが臺は皆一ツ。

 

 

 

盲腸炎 は親目上に気に入らぬ云いたい事あってもよう云わずに心に埃を積んで居るそばと気が合わぬ云わず心の擦れ合い心をにやす心に包む。

 

大腸小腸十二指腸直腸盲腸皆くもよみ様我が身に付ける心強く取り込み人に慈悲無き分け隔て出し惜しみ我が身。可愛と云う埃皆臺となる十二指腸は十二支の理。一日の理で一日を養い下さる理此の中のかいろうろ云う一番養いの所大小便粕を取った血に成る乳のようになった養分かいろうが虫に成る(くもよみ様の一番可愛/\の乳なり)虫になって血を吸い取る(人の血を吸う理)貧血症物、青、坂の下など云う皆同じ埃が臺。

 

 

 

胃カタル (即ち胃病故胃病参照)我が身我が家をかくもう心から人と擦れ合いて居る理から起る(腸カタルが重い)心小さい日々渡世の事に心配する心にて出すべき事出し惜しみ胃腸カタルは其の理の重くなったのである。

 

 

 

○心がどろうて行く先を案じるどおしたらよかろこうしたらよかろ案じ不足。

 

 

 

○表向きは人の為になる様見せかけて我が身に付ける考えの強い。

 

 

 

○云わなくてもよい事を云い過ぎ訳不足云う人が喜ばぬ人に不足積ます又何も成らん叶わん事を思いつめるが埃。

 

 

 

霍乱 (夏の病日射病)気短くて人の云う事十のものなれば五つ半分聞いて腹立て人にも腹立てさす。又欲深く人に親切慈悲心なき理故内々の治らぬ又親不孝も係る心逆上する物事を乱す理も有り。

 

 

 

黄疸 十分きたない心使う理重きは前世因縁高慢から惜しみが臺悪気強く我が思いを立て通す心強し。

 

 

 

○人を立てず一目一天の心ゆえ水の恵みなし人を隔てる見そこなう親不孝育てべきを育てぬ心。

 

 

 

○性質我慢強く内心至ってきたなく(きたないは欲深い事)例えば何でも儲けにゃならん貧乏してはならぬと一点張りの心を使い我慢と欲の埃積もり/\て現われるが如し。

 

 

 

○黄疸は糞尿に出るべき黄汁血に混じて巡る内心きたなき心の証拠。

 

 

 

○人の慈悲をする事をとめる心強く親に食物惜しむ悪発明で慈悲ない。

 

 

 

○惜しみの心から人にも与えず食わせず我れに食わず腐らす理が身に現われる理も有り。

 

 

 

○悪気を働く又我れ勤めずに勤めたようにする心かげひなたの心。

 

 

 

○目上を立てず逆らう例えば正しき道を切り横道を通るの意味有り身引き身勝手の高慢強き埃。

 

 

 

瘰癧 首に出来るは親不孝なるが一番大切になすべき人を大切にせずに通った罪の理有り。色情に癖のわるい埃二代重なりて出る瘰中も同じ縁談色情の道に付き人に恨まれる又我れが恨むか。

 

 

 

○色情気ままにて人を騙し女なれば縁談気ままで男を二股にかける如く。

 

 

 

○或いは縁談のさげくらべよりして人に恨まれる等。

 

○気随に放蕩し親主人目上と意見合わず短気にて縁を切り又は親主人の金を盗み金を使い跡甘くまんちゃくし又道ならぬ色情を行い孕み子を堕胎し又常に人の親切を無にする等。

 

 

 

○前世口上手で例えば金貸しをして真綿で首をしめる如く得心させて金銭で人を苦しめた金銭取り込みの欲深き心から口先できれいに云いて心たむほんをたくむ甘い事云うて欺く。

 

 

 

おこり ((ぎゃく)とも云う)人に分け隔てかげひなたの有る心強い埃気ままにて真実の心無き故人と合わす心なく火と水の戦い不合の理夫婦の仲和合せぬ内々戦いて治まらぬすべて一列に隔て心を持つより起る月日の御立腹慈悲を仇に取る恨みの理腹立て合い親には不孝一家の不和。

 

 

 

背髄 立てべき所を立てんと却って不足にして居る。親不孝親身上目上を少しも立てぬ剛情高慢なる性質。前世に立てべき所を立てず倒してある理なり家でも立てにゃならん時に立てず倒す。

 

 

 

○くくる所をようくくらぬ何にもならんあだな事につっぱる続ぐべき所を続がぬも同じ。

 

 

 

○目上に立てつぎ踏み付ける人の云う事立てぬ用いぬと云う性質なる故に御道が中々聞けぬ病なり。

 

 

 

○辛を立てぬと云う気随気まま色情縁談の間違い。例えば相続人なるものが他所へ縁付くとか後を立てにゃならん者を引き出し後を立てぬとか一家を倒す。

 

 

 

○親族の所有物財産を我が家に取り込んで跡を立てぬとかすべて物をかくし盗む理有り。

 

 

 

○人の心を痛め腐らす我が心も辛から腐らした因縁あり。

 

 

 

腰の立たぬ理 全て腰の立たぬは立てべき所立てにゃならぬ所を立てぬ人の云う事も用いん聞かぬ立てぬ。腰は身体の立つ骨の龍頭建物に例えば土台。あたかも扇子の要の如し続ぎくくりの大本故本の根を立てぬと云う理もある。依って我が心の土台腰が定まらん据わらぬ理となる。腰の据え所の間違うとかあだな所に腰を入れ突っ張るとか我が心が定まらん故人に腰を折られるとか心の定まらんとか腰抜けと云う如く物事の成り立たぬ。つきよみの尊が抜けた人は万事思いが立たぬと云う理となる身体は腰で立つ。

 

 

 

前世に我れの気随気ままから天の理を踏み外し悪質をやりぬき親を立てんで全て人に腹立ち恨みの種を蒔き来たる故我れの思惑だけ立て人を続がん立てぬ知らず/\立てる事が嫌いなるが因縁、又病の重き軽きは種に大小重軽の差有るのみ例えば同じ立てぬのでも柔らかく云って居て人の気に逆らわずに立てぬ者と人にきつく当って我れも腹立て人に腹立てさして立てぬ者とあるに依って同じ病気でも痛み方がある如し柔らかなのは肉と筋。骨に係る骨から来る奴は優しい柔らかの心性質の無い人にて例えば世話人に迄腹立てさした如し。其処が全ての病其の人/\に依って痛み方容体を理を分け諭し方也。

 

 

 

背髄癆 前世今世十分女に溺れた埃。此の病は背骨痛みて腰より下覚えなく腰抜けとなる。親不孝何事も人の云う事を立てず又女に十分惚れて身を持ち崩した埃我が思惑だけ立て人を立てぬ高慢人はどうでも我れさえ立てばよいと云う心。

 

 

 

○大小便人に世話かける重き病は天の理では死んだより、も一つ重し。

 

 

 

○悪気強くして親に辛働さして我が働かず我が身美食又たしなみを先にし親を粗末にする不孝。

 

 

 

○例えば家の立たぬ縁組をし親を路頭に立たせ一家を踏み倒した如き前世の罪(仏教で云えば絶えた家の無縁の仏が祟ると云うようなもの)

 

 

 

○或いは親と意見合わず親の恩を忘れて妻子を捨てて家を出で親妻子を泣かすが如き。

 

 

 

しびれ一切 親不孝我れの思惑をやり抜く親目上に心を添うて通らぬ又使われる心ない理。

 

 

 

親の恩を忘れ人に恩を受けて忘れる欲高慢。

 

 

 

○慈悲のなき筋道の滞る埃。

 

 例えば御道一条で通る者であるとせば永年身上借り物の御話を聞き又取り継ぎて居りながら力を出し他人よりも仕事が出来又強い時は借り物たる事を忘れるが如し。

 

 

 

神経痛 は気がつき過ぎてそれが不足になっての埃一心に物を思い詰め全て足納なき不足の埃例えば自分は動かずに居て人を思う様に使おうとする心人が動かんと腹が立つ如し気に会わぬ不足に思う人がある如し。神経痛も種々あれば皆所に依りて理を異にすれば見分けて判定す。

 

 

 

寝たがい 腹立ちの理首なれば親とか背なれば夫とか或いは手なれば仕事の事に付いて腹立つ如し。或いは我れの欲勝手をなし人に不足積ます如き。

 

 

 

骨違い (脱臼とか傷挫など云う)堅く約束しても外す事何とも思わぬはずいたる理。同じく成し違い運び違い道をはずして続ぐべき道を続がず腹立ち恨みの埃、人の心を痛める例えば人と定約して人にあてにさしそれを我れの欲や勝手ではずし約束をたがえて人に迷惑や損害を掛けるとか物事を後れさすとかして全て我れが通るべき働くべき道をはずし勤めず人に腹立てさす如し所に依りて知るなり。

 

 

 

大小便秘結 便通のなきは我が身我が家くらしの事に先を案じ欲深く出す事を知らぬ、狡猾なる如し。

 

 

 

○全て二便の決し出がたきは出し惜しみ見惜しみ。

 

 

 

○どうでも出さんならんものを惜しい/\思うて出さん心の理よく出さん理思い切り悪しき心の定まらぬは欲。

 

 

 

○惜しみ出しともないなれどきれいに出す人は我慢高慢から出して居るのである。真実から出して居るのではないから惜しみが生ずる心では惜しい神に写る所は一番きたない。

 

○大便のひまのいるは例えば物を買うても金を出すに余り考え過ぎる十銭と云えば八銭にならぬか知らん八銭のものは六銭にならぬかと思う又出した後でも惜しむ全ての事にかくのごとき心の理思い切りわるい人に出そうと思っても出さずにおく如し。

 

 

 

○大便決し血の出るは人と交際しても口先立派で心は不足ひま惜しい身惜しみ天の物搾り取り。

 

 

 

○大便決し七八日も出ん糞詰まりと云う如きは全て身がこい人の恩天恩を知らず恩を返す心なく口先ばかりで真実の働きなく楽を好みいやな事はせぬ身惜しみ人に働かせよ我が身辛働をきらいて人の働きを我が身に付けたいしぼり取り柔らかな陽気の心なし心やけくすぼる如き理焼け燻ぼると云うは惜しいと云う心を十分使うて行けば物が消滅する如く焼けて潤いがなくなる理で決しる潤いは誠、誠は物を潤す理。又痳病とか種々の障害に依って尿水を排泄出来難き時に尿毒症等を起こす。理は同じ。

 

 

 

腸胃膜結核 我が身可愛の心強く甘い物は我が身食し味ないものは人に食べさす埃。

 

 

 

○両親が我が子可愛過ぎて余り甘い物与えたる所より子供に出るものあり此の心の埃にて食するもの身に付かず却って身を害するは天理なり。但し食物のみに限らず。

 

 

 

膀胱カタル (小便袋のただれ膀胱麻痺もほぼ同じ、しびれの理と参照)気短く勝手気ままが性分なりなれども恥を知ってつゝみ又親目上を恐れて心につゝみ居る心。

 

 

 

○遺尿等は此の障りなり。表面誠の如く見ゆれども真の心に真実が無きなり。依って人とすれ続ぎの切れる。

 

 

 

○子供十歳位にても夜小便をはずす或いは十七八の娘でも夜小便を知らず/\はずす者もある膀胱カタルにて小便袋しまりなく小便しげ/\。

 

 

 

○物事口先にて堅く定約しても心にそれを行わずくゝりしまりのなき又出し惜しみ。

 

 

 

○尻のしまりのわるい理の現われる道ならぬ色情かくし/\裏仕事色情間違い。

 

 

 

○口で云う又えらそうに云う心には真事のなきとか多く言葉にかゝる口の裏ゆえ嘘を云うも同じ。痳病とほぼ同じ。

 

 

 

○欲の心でしぶとい人の恩を忘れ保たん理目上の恩言葉の恩を保たん粕にする心。小児の寝小便は母親が食い物にいやしい理と見下を言葉で使い過ぎるとか其の他同じ。

 

 

 

○目上を不足にしこらえられんと思う不足日々重なるいじのわるき心人の云う事踏み付ける。

 

 

 

○はずすと云う物事かくすと云う内しよう物をする心例えば男なれば妻にかくして飲み食いするとか女なれば金をはずいて勝手に使うとか内緒に男拵えるとか 人の妻人の夫に思いをかける如き心(上口いやしいものは下の口もいやしい)

 

 

 

○母親が常に心みだらだらしなくじだらくきまりなき。小便近い理は小働きをせん身惜しみの埃大便近いはまとまりの付かん金銭不足と云う理もある。

 

 

 

○約束して承知しながら運ばぬ如く万事ずるい心。(いわゆる几帳面にない心)

 

 

 

○全て小便道の障りは我が身可愛人憎いに道ならぬ事を成して通じぬ理あり。

 

 

 

○夫婦の仲不足/\ありて心合わず誠の道にはずれたる心使いあり又其の時に宿る子供など。又妊娠中男が妻にはなはだ心配さし又愁傷さして来る理もあり。(夫婦仲の切れる心使い)

 

 

 

○御諭しの一例三十四歳婦人小便はなはだ近い。性質表皮他人に真実らしく見え本人も真実そうに装うかなれど其の実内心に真実無く口先のみにて又口先にてうそを云う事名人なり。深く神様の御話を心によく修め改良して人に接するに口先のみを止め心から真実交わるよう改良が出来れば三日の御願い三度九日にて御利益頂けるが軽いようで重い埃故改良が中々である深く理を修むるが肝心。

 

 

 

脚気 は我が思いを立てる為に人の云う事も用いぬ聞かぬ人を立てぬ先ず一般に親不孝の理で或いは我が思惑の為に他出するとか表面は主人親方を立てるようにして内心は我が身の立つ事ばかり考え巧む。親に承知なく己が途中去った理とある。

 

 

 

○親兄弟其の他恩有る人を切る立てん続がぬ理親又養うべき者養う心のなき例えば表面おとなしく見えても又身上に対する態度極慎重に仕えるかなれども内心至って気短く心細く表面身上及び人を立てゝ居る様なれど内心に立てず却って不足腹立ちの埃を積み我が事をのみ立てる勘考の心強く又内心柔らかになき如く。

 

 

 

○一内の会計を思わず我が儲けし金を気ままに使い果たし親に不足積ます又務めを不精する。

 

 

 

○表面は人に使われても親方或いは主人の為に働き居るなれども心底は我が身欲深く目を盗む心あり(腹足のはれるもの)心の運び違い道違い癇癪片意地恩人又人を踏み付ける心。

 

 

 

○我が身かいしょなき事を思わず目下を見下げ弱き者は勿論踏み付け人がかいしょないと思い人をいじる万事をこじつけたい心。

 

 

 

○脚気心臓に来たる如く恩人の恩知らず恩人に運びが足らん全て勝手心。

 

 

 

○我が会計を立てゝ人の会計を立てぬ又我れが動かずに人を使う如し故に足が立たぬようになる理あり。

 

 

 

○我が内の心を濁し他国に踏み出し内を出る時の心の水かわる旅の水がかわる此の戦いとなる所へ帰り内々の心を澄まし安心させば皆々の心すめば水すむ故我が身すみて足のはれすきやかになる理もあり。

 

 乾性脚気湿性脚気急性脚気(水腫性と衝心性)等に区別せられども皆臺は一ツ也。身の内の徴候に照らして心事行為を判定す。

 

 

 

(りゅう)マチス (痛風も同じ)多くは縁談の間違いにて例えば親の行けと云う所へ行かず己の勝手な所へ行く。

 

 

 

○関節リュウマチはすべて気短くて他人に口優しく云うて色情の間違いあり親の行けと云う所へ行かぬのと若き時約束を違えた奴表面優しく見えて心のぶとい。

 

 

 

○我が勝手を突っ張り人を倒した理何事に依らず人の心をうずかす故節々がうずく中々人の云う事聞かぬ埃。例えば官衛に願うても通そうと云う所迄向うに腹立てさすが如し。

 

 

 

○筋肉リュウマチは心に高慢有りて男を見下げ色情の約束を違え堅き約束をあちこちと気随気まま我れの勝手に引き付ける気の強い。

 

 

 

○筋道を立てず滞り有り。例えば金を借りて引っぱりグズ/\云ってひこずり返さず在るが如く人の恨み腹立ち但し縁談は公色情は私人に知れぬ色情と縁談とは違う色情は二人が云わねば二人だけですむ二人だけの事縁談なれば媒人もあり親戚とか多くの人に関する故なり。又男なれば親に逆らい女を欺きて非道い目にあわし縁談なれば堅き約束をしておき我が身勝手を起こして捨て置き我が思いをやり通す道ならぬ道を通ろうとする又女ならば親の許さん縁談を組み男をだまし我が好き気ままの理にて恨みを受けた埃。或いに自分働かず金を儲ける事を巧みて或いは女なればきりょうじまんで金をむさぼる男を欺くとか全てリュウマチは自分の欲と二ツに掛けてやっとる理。例えば御道上なれば御教祖の教えと自分の高慢欲の智恵と両股に掛けて人に話し巧む如し。二タ心心が一ツに定まらず踏み止めつかん理も有る。

 

 

 

○縁付き先で人に不足を積ます如く全て気まま片意地にて突っ張り人に合わす人を続ぐ心なく人に逆らい人のする事気に入らぬ高慢にて何事にも節をつける心あり。又例えて申さば男なれば女を二人持らて女と女が云い合う如く女なれば男を二人持ち男と男とにらみ合いねたみ合い双方心をにやし戦わす如し其の埃を中の当人が受ける如き理も有り。

 

 

 

疝気 表面は柔順に見えても心に人の云う事を用いれぬ性。表では云わず内心に聞かぬあの人があゝ云うけどこうだ違うという心我れの勝手で突っ張り抜こうという。例えば人に依頼をせられ其の場で立てゝ行わん我れ勝手のわるき時は行わん向うはあてにするそれを立てんと云う様なものすべて金銭、縁談上でも立てべき所を立てん我が思惑を立ちきる続ぎを切る人が心を痛める不足腹立ちさす其の埃で悪水が腰に溜まる。

 

 

 

○他人に優しく内の者には気が短い人に合わせる心なく人の言葉の理に従わんと云う疳癪にして悪気強く我の強いつっぱる。

 

 

 

○我が動かずして人を使うとか人はやかましく云うて打ち込む。

 

 

 

○悪しき事あだな事に腰を入れ突っ張るとか多く色情の埃有り親を立てる心のなき埃。

 

 

 

疝癪 はも一ツひどい心なり己の云う事思う事通り人をさせよさせにゃきかんと云う承知の出来ん性。我れの云う事を人に用いさせたい心強くて人の云う事には何とも思わず人が用いざる時は腹を立てきる心。

 

 

 

○思い切りの悪い思い切らねば立てれぬ思い切りわるいから腰が据わらぬ。我れ出さず人に出さす人に出す事惜しい心引き欲の人に出させる心。

 

 

 

○人に負けん気負け惜しみ強く我が言う事無理でも立て抜きたい我が身可愛で手に叶う事でもせず人を使う立てべき家でも立てんと我れさえよくばよい。心かたくるしいきかんかんにんせんと云うて人の云う事は用いずつぶす。栓を打った如き心故折れ屈みが出来にくい。

 

 

 

中風 我が身勝手気ままで我が気に入らぬ事はせぬ出さぬ如何なる責任あるせにゃならん事でも己の気に進まん事はせん骨も折らん身惜しみ惜しみが臺。但し女の左中風男の右中風は別なり。男の右は色情気まま女の左中風は男代わりをしたのである。男は左女は右半身にきまって居る。十人に一人位は男の右女の左がある男は左半身が我が身女は右半身が我が身である我が身が自由用ならん様になるのである。勝手が過ぎる故也中風は酒酔いと同じ理を出すもの本性が現われるなり皆々其の現われる状態によって全ての病気が違う大体はきまったものなれど人間は其の人/\の前世因縁性質によって全ての病気が其の元間違いの出所が異なる事になる。細々の所は其の人に直接当って見分けねば判定出来んものであるが只其の理を心に治めにゃならん。しかし病根の元の種は細かい所に在るものである。例えて申せば大体の理は一本の木にたとえば幹の如し。枝先の細かい所に花咲き種がある如く。

 

 

 

○中風は第一日様の御意見血が通わぬ惜しみなり身惜しみ負け惜しみ出し惜しみ我れの役目でも成さぬは人に慈悲なき誠のなき心が臺。すべて平素高慢や欲深く色欲の為に人に恨まれ又配偶者に恨まれる理も有り我が思い我が身を立てる為には人は倒れてもかまわん恩や義理切ってならぬ仲でも切ると云う位。又左は父親右は母親を無にする親不孝心高く人にえらそうに云う吹きまわす。

 

 

 

○第一に親不孝可愛憎いの隔て人を働かし我れ楽したい善いものは我れ欲しい。わるいものは人に例えば酒を好み一合飲めば二合何程でも足納なし夜おそく夜中でも十分さえ飲んで食たらよいと云う人の迷惑は顧みん又悪癖あり色情間違いか人の金をつかんで気まゝに使う如く女に金を使い人を困らすが如く皆前世より伝わる悪質なり。

 

 

 

○人を欺き財産金銭に限らず我が自由にする女なれば男を欺き着物金銭を自由にする如き我が骨折らずに人に骨折らして我が物にする如し。

 

 

 

○或いは男なれば女を踏み付け女なれば男を踏み付け強情にて我が思う事は人にも相談せずして一人でやる如く夫婦心合わさず一方ないがしろにする如き理もあり又子を堕胎する理もあり。

 

 

 

○疳中は気短く疳高くなれども気弱くてよう言わぬ如く日々に人のする事成す事不足に思い疳を起こしうるう心現われる。

 

 

 

○泣き中我慢で出来なんだ事を悲しみ泣く心我れが因縁を知らず少しの事でも人に愁いを聞かし泣き言を云うが如き心。物の云えぬ理は多く色情の疳より起るが例えば損害するとか思わしからぬ事は我が行き届かぬ事は少しも云わず人のわざの如く云い日々疳起こし又何事も恩にきせる如し。

 

 

 

○笑う中風は人の逆な事貧乏するのを笑う心。

 

 

 

○面中(顔口の歪む病)は其の場誠らしく口と心と違う心に悪のある分け隔て強く欲心の変る心我が身勝手身引き疳癪の現われ、人の云う事を真実に聞かん、或いは我が身を不足にして人の物でも欲しい理もある。

 

 

 

眞田虫 ((さなだ)(むし))は大腸に湧く。身びいき身勝手の埃で例えば自分のする事はよいとし人のする事はよい事でも悪しく様思うが如し。

 

 

 

○我が身可愛。出し惜しみりんしょく、例えば我が身の徳になる事なら余程気に入らぬ事や悪しき事でもこらえて居る我が身の徳にならぬ事はたとえ結構な事でも真に腹を立てる如し。

 

 

 

回虫 (虫腹痛む等)食物をつまして置こう/\食物腐らす理食べ物を囲う心ある理きたない心なり。

 

 

 

○日々足納足らぬ人の云う事聞いて不足に思い又内々の人の不足を聞いては腹立て心がサラリと晴れぬいわゆる腹の中がきたない内々にて気が合わぬ又食物不足に思い親又人の食物に惜しみ心強く又たべもの欲にきたのう取り込む心から虫がわく陽気がわるくて虫が湧く如くゴモクの中にミミズが湧くが如く勇む心なく内々小言たえぬ溜まり水に虫が湧く如く惜しい欲しいきたなく物を溜める心人のものでも食い込むが如き心の理あり人の身代とかなりふりを見てけなるい心仕事なれば一ツの事を仕遂げずあれもしかけこれもしかける如く内を不足にするギョウ中など云う虫の生ずるもほぼ同じ理なるが食物に係る同じ埃。

 

 

 

腋臭 例えば前世にて人を抱き込み陰事をなし我が身の悪しき罪を人に掛け人にうたがいかけて我が身の臭味をかくした如く或いは一の道具で取り込みの欲盗人ばくち間男の世話をなした如くすべて人に臭いと思わるる心有り。

 

 

 

風毒 親切らしく食物を食わしておいてよう食うとか遠慮知らぬ奴がきとか又恩を知らぬとか云う風な心で食わした物を無にして食物腐らす理歪み根性より悪しき風を吹かし人心を害す見欲色欲縁談争いの事情で恨みを受ける。例えば縁談上無理切りの為人の心を腐らしはなはだしく腹立ち恨みを受ける如し。

 

 

 

黒死病(ぺすと) 強欲悪智恵悪気にして人を苦しめ大恩を仇で返す恩を仇にした理程重い罪悪はない。

 

 

 

虎列(これ)() も親不孝大恩を仇にしたる(恩を仇にするとは第一君に不忠親に不孝恩人を仇にする。コレラペスト月日残念来世は人間界には出れぬ病)

 

 

 

ふらり病 身惜しみ骨惜しみの因縁

 

 

 

○又人の恨みを受けて居る理もあり。

 

 

 

○例えば心事行為の定まらぬ又商人なればあちでも口銭取りこちでも口銭取る如く欲深い。

 

 

 

○夫婦又親子気の合わぬ埃もあり。

 

 

 

脚気腸満 口先人目には親方主人の為に成るように見せて内実は我が身の欲ばかりの心にて我が物を拵える我が身に付ける巧み考え強欲取り込みの埃。(脚気より腸満となる病)

 

 

 

下痢 人に親切思うて云うて人が用いざる時腹立てる。人を見下ろす又重い理を見下ろす我が身云う心欲しい惜しいの心。又人の云う事不足に思い用いん。

 

 

 

○口やかましく喋り尻にくくりのなき理まとまりの付かぬ金銭欲しい欲張る内々治まらぬ心。(腸カタルの軽いもの)食物卑しく与わらぬ物隠しても食う如き埃より身に付かぬ理も有り。

 

○又腹下りの重症は人を見下ろしきたなき心より人を尻よりいり出した様な心を持ち尻かまわぬ心人を見下ろせば我が身が下ると云う理も有り。

 

 

 

○又食物不消化にして下るは例えば人の云う事丸呑みにして理の取り分けせずして人の為にした事が人の身の為人の身にも付かず我が身にも付かんという意味も有るなり。

 

 

 

搾り腹 日々何にもならん事を案じては不足をする。

 

 

 

○心きたなく例えば商いなれば無理にねぎる如く人の物しぼり取る心。

 

 

 

○人の丹誠をしぼり取りの理。

 

 

 

脊髄筋症 十分高慢強く親身上をあなどり表面にて聞いて心には十分立てぬ心あり。感心と云う事は知らぬ埃。

 

 

 

破傷風 何か遺恨があって表面は優しく見せて心には敵に思うた埃。

 

 

 

○憎み腹立ちはなはだしきは仇とねらい死するを喜び又殺すような心を使う。

 

 

 

○欲深く気ままの心。あいつこいつという心が種にして日々の心が肥となる出すべき風が籠もっているなり。例えば色情に付いて女に残念をさしてあるとか心きたなく突っ張る立てづく質人に見られる結構が見たい人に見せたい偉そうにしたい又目上の云う事でも聞かん性質第一かしこね様の御立腹なれど皆その所によりて委細を分ける。

 

 

 

体一体にだるい 我が身体を不足に思うこれではあれではつまらんと苦にする身の案じ不足心にて自重心なく勇む心なし。

 

 

 

丹毒 親不孝なり日々に親と心の合わん不孝の心の毒が出る、或いは女なれば夫に対する短気気ままに人とすれる如し。

 

 

 

閉尿 小便の止まる理は大事な事整えねばならん事を止めて居る又言葉で止めて居る道筋を止める立てぬ通さん。

 

 

 

坐骨神経痛 病状に依りては一定に云うべきにあらざれども例えば女房を取替え/\幾度もした埃が前世にありて今世にも其の理あり女が残念に思う理より来る理に迫る(女に限るが)今世だけでは出来ん。

 

 

 

○但し軽き重きに依りては此の限りならずしかして男に限らず女に此の病発すれば同じ其の心の理なり。

 

 

 

○全て色情縁談上の事に我意を立てて人を立てず踏み倒し恨み腹立ちの埃を作る因縁故或いは縁談上の続ぎを切り我がままを通す如く我先に人を無理に這入る如く人を続がず立てず倒す我が身立てぬ様になる又」色情縁談上の気ままより親不孝立てべき所立てず腹立ち恨みの理も同じ。

 

 

 

癩病 人と続ぎを切っては恨まれ八方恨みを受けた理。恨みの埃積もり重なれば癩病となる。一代持ち越せば現われる癩病やおしは一代でなくては出来ん。

 

 例えば金銭縁談に限らず強欲の厚かましき至ってきたなき心一円の物なら五円にまで売ろうと云う如く。人の物でも預かりたなら我が物の様に思うて返さん。

 

人の物は竪からでも横からでも取ろうと云う、代々人の物を取り込んで出さん、全て金銀にかけたら何処迄も取りたくると云う如く、至ってねじくれ根性筋目の悪い質で人は苦しめても倒して我れさえよければよいと思う性より人を倒したる因縁。

 

とにかく続ぐべき所。続ぎを切って十分人の心を腐らして一代終わることわざに千人に恨まるれば癩病となると云う如きも皆理のある事なり。

 

 全て我れの届かん事や我が身の悪しき事は少しも思わずして我が身難儀や不仕合せ事思う様ならぬ時は身内兄弟親戚すべて人を恨み、人より為になる事云うても却って悪しき方に取り全て人の云う事を恨みねたみ何年経っても忘れぬと云う様なるエグイ強い心にて我が身はさほど働かずして人に働かせて得は我が身に付けたい取り込みたいと云う様な心で人様より可愛がられる不憫を掛けらるるとか人に好かれる慕われると云う様な優しい美しい心も行いも少しも無い。

 

人に続いで貰うても気に入らぬ事は切ってしまう全て人に続がる心は少しも無くしてむごい、ひどい心故皮の続ぎが切れて腐る。

 

 此の因縁を切るには強欲を捨てて恨みねたみの心を立替え、我が身不自由して天に借りを返す、即ち人様を助ける道を立て、人の為一代働くと云う心と働き次第にては切って貰える。是れ等の病は著しき業病で又全ての片輪など皆善も悪も此の世の鏡として天より見せ示しなり。

 

 

 

○又子をおろす婆も同病となる理有り。是れは天の目に写る所は人殺し也。天刑重きものなり。